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2010年07月02日

企業の盛衰の中で節目に遭遇したとき

創業30年目の節目を迎えた会社があります。

上場企業に勤務していた後継者も、事業継承の準備のためにそこを退職して戻ってこられ、ようやく社員の中にも幹部になるくらいの人が育ってきました。

しかし、反対に今までトップで業績を上げていたリーダーが退職していきました。

一般的に「会社の方針についていけない人は辞めていくしかない」といいます。

私もそう思っています。

リーダーの退職の理由を振り返って考えて見ますと、

1.今までの成功体験の自負が、私たちはこういうやり方で業績を上げたんだ!という態度になる。

2.自分達の実力から比べて、まだまだそこまでの経験の未熟な上司のしたでは働けない。

3.年を重ねるごとに、体力衰えが気弱にしてしまう。

4.そうすると、いつまでもトップを走り続けることが出来なくなる

5.そうすると、会社や周囲の期待にこたえられなくなる焦りと、自分の存在感がなくなる不安に襲われる。

6.そうすると、自分を守るために、会社への不満ばかりを言い出し、クーデターのような行動をするようになる。

7.そうすると、会社も方針について来れないなら、止むを得ず退職してもらうしかないと覚悟しなければならなくなる。

かつては、積極的で会社目線で頑張ってくれていた社員でも、こういう結末になってしまうのです。

また、会社も30年という節目は、今までの経営のやり方では今後成長は見込めないという節目でもある思います。

言い換えればイノベーションの時でもある。

新たな戦略を打ち出さねばならない。

そのためには新たな組織編成も必要。

しかし、一つだけ忘れてはならないことは、

“会社がどのように変るかということを十分に社員に理解させないといけないし、理解してもらわないといけない”
そういう時間を十分にとっているだろうか?

社員がもし、クーデターのような行動を起こしたとしても、クーデターなりの大義名分がある。

“雨降って地固まる”ではないが、過ぎて見れば、「こういうことが言いたかったんだ」ということがよく分かる。

しかし、どういう理由があろうとその組織を去るときは、「言葉の暴力」「感情の暴力」を武器にしてはいけない。

かつては感謝したこともたくさんあったではないか!と私は言いたい。

もし、この節目を迎えている会社があるならば、一寸立ち止まって考えて見てはいかがでしょうか?

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Posted by 矢野千寿 at 11:30Comments(0)