2008年03月06日
財務と経理 No.4
3月5日(水)
≪財務・経理:NO.4≫
【会計の専門用語を覚えましょう】
3月1日のブログで、『月次試算表』や『決算書は』を作成するための一連の作業は、企業側がやるべきことで、外部に記帳代行を依頼するものではないとお話しましたね。
自社で経理をすることを、『自計化』といいます。
今後、財務・経理に関してお話する中で専門用語が出てきますが、専門用語は難しいと避けるのではなく、専門用語を覚えてください。
これは、税理士や金融機関などと話をするときに非常に役に立つことになります。
言葉にこだわることで中身が深く理解する力がつきます。
何故、『自計化』が必要なのかということを改めてお話しましょう
高度成長時代には、余り努力をしなくても売上も利益も上がります。
特にバブル期においては、会計の知識がなくて、感覚だけでも売上が上がっていたんですね。
しかし、バブルの崩壊によって景気が低迷すると、なかなか思うように売上が上がらないし、みんなが生き残ろうとして値段を落としても売上を上げようとする。
それに伴い利益も少なくなる。
特にバブルのときに安易に借入をして投資した会社は、利益がなかなか確保できないと、返済資金まで出なくなります。
そこで、正しい会計処理をしていないと資金が足りない原因もわからない状態になるのです。
言い換えれば、利益と資金が合わない原因を証明できるのが会計なのです。
数字は、嘘をつきません。数字を意識すると必ず応えてくれます。
●社長夫人革新講座 開講予定
○福岡 第8期(実践編) 《第1講》2/22(金)《第2講》2/23(土)《第3講》3/14(金)
《第4講》3/15(土)《第5講》4/4(金)《第6講》4/5(土)
○福岡 第26期(基礎編) 《第1講》5/26(月)《第2講》5/27(火)《第3講》6/26(木)
《第4講》6/27(金)《第5講》7/25(金)《第6講》7/26(土)
○東京 第3期(基礎編) 7月開講~9月終了 詳細未定
○大阪 第3期(基礎編) 8月開講~10月終了 詳細未定
○名古屋 第4期(基礎編) 9月開講~11月終了 詳細未定
≪財務・経理:NO.4≫
【会計の専門用語を覚えましょう】
3月1日のブログで、『月次試算表』や『決算書は』を作成するための一連の作業は、企業側がやるべきことで、外部に記帳代行を依頼するものではないとお話しましたね。
自社で経理をすることを、『自計化』といいます。
今後、財務・経理に関してお話する中で専門用語が出てきますが、専門用語は難しいと避けるのではなく、専門用語を覚えてください。
これは、税理士や金融機関などと話をするときに非常に役に立つことになります。
言葉にこだわることで中身が深く理解する力がつきます。
何故、『自計化』が必要なのかということを改めてお話しましょう
高度成長時代には、余り努力をしなくても売上も利益も上がります。
特にバブル期においては、会計の知識がなくて、感覚だけでも売上が上がっていたんですね。
しかし、バブルの崩壊によって景気が低迷すると、なかなか思うように売上が上がらないし、みんなが生き残ろうとして値段を落としても売上を上げようとする。
それに伴い利益も少なくなる。
特にバブルのときに安易に借入をして投資した会社は、利益がなかなか確保できないと、返済資金まで出なくなります。
そこで、正しい会計処理をしていないと資金が足りない原因もわからない状態になるのです。
言い換えれば、利益と資金が合わない原因を証明できるのが会計なのです。
数字は、嘘をつきません。数字を意識すると必ず応えてくれます。
●社長夫人革新講座 開講予定
○福岡 第8期(実践編) 《第1講》2/22(金)《第2講》2/23(土)《第3講》3/14(金)
《第4講》3/15(土)《第5講》4/4(金)《第6講》4/5(土)
○福岡 第26期(基礎編) 《第1講》5/26(月)《第2講》5/27(火)《第3講》6/26(木)
《第4講》6/27(金)《第5講》7/25(金)《第6講》7/26(土)
○東京 第3期(基礎編) 7月開講~9月終了 詳細未定
○大阪 第3期(基礎編) 8月開講~10月終了 詳細未定
○名古屋 第4期(基礎編) 9月開講~11月終了 詳細未定
Posted by 矢野千寿 at
16:28
│Comments(0)
2008年03月06日
財務と経理 No.3
3月4日(火)
今日は、愛媛県西条市の産業情報支援センターで第3回目の『財務管理』の手法の一つである「経営分析」について講義をしました。
最近は、どこの講義に行っても、せっかく時間をかけて作った『月次試算表』や『決算書』の見方が解っていない方が多いんですよね・・・
≪財務と経理:NO.3≫
【決算書で“時”を知る】
私の講座の参加者の動機を聞くと、無意識のうちの「このままではいけない!何とかしなければいけない!」ということを感じて参加される方がほとんどです。
今回の参加者の中に、建設会社を営んでいる社長さんが居られました。
短期の支払能力を見る総資本に占める流動資産の割合が約70%で、一見1年以内に資金化できる流動資産は良いように見えますが、内容を見ると未成工事支出金(仕掛品)や完成工事未収入金(売掛金)などが多く、資金の回収が悪いということになります。
未成工事支出金(仕掛品)が多いということは、先に工事代金を払うために運転資金が不足する原因となります。
一方、総資本に占める流動負債の割合が65%となっていますので、資金回収が遅いために工事未払金(買掛金)が増加しています。
そして、自己資本比率を見ると13%ですから、本業の利益が少ない。
そのため資金の不足を短期借入金で賄っているために、流動負債が増加しているわけです。
そういった財務体質が弱い状況の中で、新規事業に取り組むということを言われていましたが、厳しい感じがします。
しかし、新規事業は決定しているということですから、よほど本業の収益性が高める努力と、新規事業においては、早いうちに利益を出して資金を作る必要があります。
ましてやその状態の中で借入金で資金を調達するとなると、苦しい状態が起こる可能性があります。
【ワンポイントアドバイス】
1.新規事業は、本業の力のあるうちに取り組みこと
2.本業の事業計画と新規事業の事業計画を作成し、利益計画と資金調達と運用計画が必要
3.本業の収益力が弱い場合は、社員を新規事業の方に配置転換すると、本業の人件費の削減で本業の利益が増加することになる
4.新規事業は、トップが本気にならないと成果は出ません。社員依存型では失敗します
●社長夫人革新講座 開講予定
○福岡 第8期(実践編) 《第1講》2/22(金)《第2講》2/23(土)《第3講》3/14(金)
《第4講》3/15(土)《第5講》4/4(金)《第6講》4/5(土)
○福岡 第26期(基礎編) 《第1講》5/26(月)《第2講》5/27(火)《第3講》6/26(木)
《第4講》6/27(金)《第5講》7/25(金)《第6講》7/26(土)
○東京 第3期(基礎編) 7月開講~9月終了 詳細未定
○大阪 第3期(基礎編) 8月開講~10月終了 詳細未定
○名古屋 第4期(基礎編) 9月開講~11月終了 詳細未定
今日は、愛媛県西条市の産業情報支援センターで第3回目の『財務管理』の手法の一つである「経営分析」について講義をしました。
最近は、どこの講義に行っても、せっかく時間をかけて作った『月次試算表』や『決算書』の見方が解っていない方が多いんですよね・・・
≪財務と経理:NO.3≫
【決算書で“時”を知る】
私の講座の参加者の動機を聞くと、無意識のうちの「このままではいけない!何とかしなければいけない!」ということを感じて参加される方がほとんどです。
今回の参加者の中に、建設会社を営んでいる社長さんが居られました。
短期の支払能力を見る総資本に占める流動資産の割合が約70%で、一見1年以内に資金化できる流動資産は良いように見えますが、内容を見ると未成工事支出金(仕掛品)や完成工事未収入金(売掛金)などが多く、資金の回収が悪いということになります。
未成工事支出金(仕掛品)が多いということは、先に工事代金を払うために運転資金が不足する原因となります。
一方、総資本に占める流動負債の割合が65%となっていますので、資金回収が遅いために工事未払金(買掛金)が増加しています。
そして、自己資本比率を見ると13%ですから、本業の利益が少ない。
そのため資金の不足を短期借入金で賄っているために、流動負債が増加しているわけです。
そういった財務体質が弱い状況の中で、新規事業に取り組むということを言われていましたが、厳しい感じがします。
しかし、新規事業は決定しているということですから、よほど本業の収益性が高める努力と、新規事業においては、早いうちに利益を出して資金を作る必要があります。
ましてやその状態の中で借入金で資金を調達するとなると、苦しい状態が起こる可能性があります。
【ワンポイントアドバイス】
1.新規事業は、本業の力のあるうちに取り組みこと
2.本業の事業計画と新規事業の事業計画を作成し、利益計画と資金調達と運用計画が必要
3.本業の収益力が弱い場合は、社員を新規事業の方に配置転換すると、本業の人件費の削減で本業の利益が増加することになる
4.新規事業は、トップが本気にならないと成果は出ません。社員依存型では失敗します
●社長夫人革新講座 開講予定
○福岡 第8期(実践編) 《第1講》2/22(金)《第2講》2/23(土)《第3講》3/14(金)
《第4講》3/15(土)《第5講》4/4(金)《第6講》4/5(土)
○福岡 第26期(基礎編) 《第1講》5/26(月)《第2講》5/27(火)《第3講》6/26(木)
《第4講》6/27(金)《第5講》7/25(金)《第6講》7/26(土)
○東京 第3期(基礎編) 7月開講~9月終了 詳細未定
○大阪 第3期(基礎編) 8月開講~10月終了 詳細未定
○名古屋 第4期(基礎編) 9月開講~11月終了 詳細未定
Posted by 矢野千寿 at
16:18
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2008年03月06日
財務と経理 No.2
3月3日(月)
今日は、ひな祭りですね。昨日DDカンパニーの10周年のお祝いに招待されて時に、その会場となった、福岡山の上ホテルのロビーに、きれいなお雛様が飾られていました。
私にも子供のときに立派なお雛様あったんですが、昭和28年の水害で全部水に浸かってしまいました。
この歳になってもお雛様が欲しいと思うんですよ。
≪財務と経理NO.2≫
【決算書で“時”を知る】
先日、「社長夫人革新講座」の卒業生であり、千寿会の会員さんである企業を訪問しました。
まず、1月までの月次試算表と二期間の決算書を拝見しました。
業種は、自動車のスクラップになったものやコンクリートのビルを解体した後の鉄骨などを解体して、製鉄所などに収めるという会社なのですが、今、鉄の高騰で非常に業績を伸ばしています。
社長は36歳で後継者なのですが、父親の事業の失敗で多額の負債を背負いながら夫婦で会社を立て直したという会社です。
社長夫人の方が「何とかしなければ」ということで先に行動を起こし、3年前に講座に参加されたわけですが、今日訪問して、決算書を見ると18年と19年の3月期の決算で大きく業績が良くなっています。
また今年もそれ以上に高業績が予測されますが、このときこそ次の体制に取り組まなければ、このブームが終わった頃では遅いんですね。
特に、売上が4億を越すとなるということは、次の5億の売上規模を目指すことですから、旧態依然の経営では、いずれ行き詰まりが来ます。
必然的に、生業・家業の経営形態を脱皮して企業という形態に移行しなければいけない“時”が1年前から来ているんです。
決算書が読めるようになると、“今、何をすべきか”を客観的につかむことが出来るんです。“時”を見失わないでほしいものです。
●社長夫人革新講座 開講予定
○福岡 第8期(実践編) 《第1講》2/22(金)《第2講》2/23(土)《第3講》3/14(金)
《第4講》3/15(土)《第5講》4/4(金)《第6講》4/5(土)
○福岡 第26期(基礎編) 《第1講》5/26(月)《第2講》5/27(火)《第3講》6/26(木)
《第4講》6/27(金)《第5講》7/25(金)《第6講》7/26(土)
○東京 第3期(基礎編) 7月開講~9月終了 詳細未定
○大阪 第3期(基礎編) 8月開講~10月終了 詳細未定
○名古屋 第4期(基礎編) 9月開講~11月終了 詳細未定
今日は、ひな祭りですね。昨日DDカンパニーの10周年のお祝いに招待されて時に、その会場となった、福岡山の上ホテルのロビーに、きれいなお雛様が飾られていました。
私にも子供のときに立派なお雛様あったんですが、昭和28年の水害で全部水に浸かってしまいました。
この歳になってもお雛様が欲しいと思うんですよ。
≪財務と経理NO.2≫
【決算書で“時”を知る】
先日、「社長夫人革新講座」の卒業生であり、千寿会の会員さんである企業を訪問しました。
まず、1月までの月次試算表と二期間の決算書を拝見しました。
業種は、自動車のスクラップになったものやコンクリートのビルを解体した後の鉄骨などを解体して、製鉄所などに収めるという会社なのですが、今、鉄の高騰で非常に業績を伸ばしています。
社長は36歳で後継者なのですが、父親の事業の失敗で多額の負債を背負いながら夫婦で会社を立て直したという会社です。
社長夫人の方が「何とかしなければ」ということで先に行動を起こし、3年前に講座に参加されたわけですが、今日訪問して、決算書を見ると18年と19年の3月期の決算で大きく業績が良くなっています。
また今年もそれ以上に高業績が予測されますが、このときこそ次の体制に取り組まなければ、このブームが終わった頃では遅いんですね。
特に、売上が4億を越すとなるということは、次の5億の売上規模を目指すことですから、旧態依然の経営では、いずれ行き詰まりが来ます。
必然的に、生業・家業の経営形態を脱皮して企業という形態に移行しなければいけない“時”が1年前から来ているんです。
決算書が読めるようになると、“今、何をすべきか”を客観的につかむことが出来るんです。“時”を見失わないでほしいものです。
●社長夫人革新講座 開講予定
○福岡 第8期(実践編) 《第1講》2/22(金)《第2講》2/23(土)《第3講》3/14(金)
《第4講》3/15(土)《第5講》4/4(金)《第6講》4/5(土)
○福岡 第26期(基礎編) 《第1講》5/26(月)《第2講》5/27(火)《第3講》6/26(木)
《第4講》6/27(金)《第5講》7/25(金)《第6講》7/26(土)
○東京 第3期(基礎編) 7月開講~9月終了 詳細未定
○大阪 第3期(基礎編) 8月開講~10月終了 詳細未定
○名古屋 第4期(基礎編) 9月開講~11月終了 詳細未定
Posted by 矢野千寿 at
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