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2009年10月29日

人生様々、気づいたときから救われる法則があります

10月29日(木)

先日ある会社に行ったときの社長と社員の会話です。


現業では非常に利益が出ない状態が起こっていて、社長自らが「新たな商品を探さなければ!」と

ここ2年くらい模索していたのですが、ようやくそれが見つかったという報告を受けました。

そこで、社員にそのパンフレットを持ってくるように指示し、H社員はすぐに社長室に持ってきました。

社長はそのままお客様のプレゼンテーション用にするつもりだったのですが、

そのパンフレットはインターネットでメーカーからダウンロードをしたまま・・・

代理店としての自社の社名や連絡先も入っていないし、内容も我社流に工夫していない。

これらのことは、H社員の上司である部長に指示していたつもりだったのですが、
H社員が持ってきた内容は、全く指示していた内容とは別ものになっていたのです。

社長は、H社員に
「社名も連絡先も入っていなくてお客様にプレゼンテーションしても意味がないじゃないか!!」

H社員「でも、部長からはそこまでの指示はありませんでした!」

社長「そのくらいのこと気づかないのか?」

H社員「指示は有りませんからしていません」と3回繰り返したのです。

社長「それじゃ今からやってくれ」

H社員「これから予定が入っているので今はできません」といって出かけたんです。

その後、社長は「うちは、こういう社員ばっかりです」と悔やんでいました。

この有様を見て、私はこの会社の全容が見えました。

以前から、資金が足りないと銀行で借りる。

売り上げが上がらないで利益が出なくなると社員の批判。

この会社の業績の悪化は、社長の姿勢が原因だと思っていました。

今まで、テクニックで借り入れをしたために、数社の金融機関にリスケを申請している最中です。

今回の新商品の販売も社員任せ。これでは、成功するわけが有りません。

私は、社長に今日の社長とH社員の会話を聞いていて感じたことを率直にお話しました。

「この会社の社員は思考停止していて何も考えない人になっているのではありませんか?」と言うと

まだ社長自身の責任であることに気がつかないで、「そんな社員ばっかりで情けなくなる」と言っているんです。

私は社長に、
「この会社は根本からやり直さなければなりませんね。全員やめさせて一からやり直すと言っても無理な話なので、社長が経営者として変わらなければ会社は潰れますよ!」とハッキリいいました。


すでに、社長を尊敬して社員がついてくるような会社では、もはやないという状態ですね!

この会社では、私の経営基盤再構築のツールを活用して本気に改革に取り組まなければなりません。


人生いろいろ様々、どんな坂でも途中まできたら途中しか見えない景色がある。
谷底にきたら谷底にしか見えない景色がある。
どういう状態であってもそこでしか見えない景色を楽しみ、気づかなかったことを学ばせていただく。

とある方が言われていました。

私も経営者としてコンサルタントとして現場で色々と学ばせていただいています。

“気づいたときから救われる”という法則を経験から掴みました。


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Posted by 矢野千寿 at 14:00Comments(0)