2008年05月28日

SL機関車の思い出

5月28日(水)


≪SL機関車の思い出≫


山口県下関市で高校3年間過ごしていましたが、3年になって家族が防府市に引越しために、
高校3年の1年間は防府から下関までSL機関車にのって通学していました。

今では、普通で1時間30分、新幹線で乗り継ぐと約40分ですが、あの頃は片道2時間30分かかっていました。
往復5時間かかる汽車の中で勉強をしていたというわけです。
その中で汽車通学の思い出はたくさんあります。

まず、車窓から見る四季折々の景色です。
春、夏、秋、冬、の景色の移り変わりがはっきり感じますね。
特に秋は夕方になると夕焼けの美しさの中に、稲刈りのあとの籾殻を燃やす煙の柱が立ち込める風景などを見ると何か物悲しさを感じていたし、
私の心も春、夏、秋、冬、があったように思います。

また、学校に行くには、朝5時37分の汽車に乗るわけですが、
そのためには母は4時から起きて私の朝食と弁当を作らないと間に合わないんです。
しかし、母が寝過ごすとその汽車に乗れないいですね。
そういうときには駅員さんが貨物列車に乗せてくれることがあるんです。
その他は急行列車に乗らないと行けないんですね。
急行列車に乗ると学割の定期券が効かないんです。
1ヶ月定期券代が3,500円だとすると急行に乗ると同じぐらいの金額だったんです。

今から思うと、そんなに豊かではない生活の中で大変だったんだなって思います。
さあ!そんな場合学校に着くとホームルームが始まっていて、先生が点呼を取っておられる真最中に教室に入るんですが、
本当は遅刻なんですね。
でも先生が「セーフにするか?アウトにするか?」ってクラスの全員に聞かれる訳です。
そうするとみんなが「セーフ!」って一声に言ってくれるので、私は1年間遅刻をしていないことになっていました。
卒業して20年経った頃に同窓会に参加したときに、担任の先生にお会いしてその思い出を話すと、しっかり覚えておられて、「あれは僕なりに考えたんだ、そこで生徒を巻き込んでセーフにしたんだよ」って言ってくださったんです。
なんか心がジーンと来ました。




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Posted by 矢野千寿 at 19:17│Comments(0)
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