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2010年01月13日

すべて人生の出来事は偶然に生じたものはない

今朝、目が覚めると外は真っ白い雪景色です。





今日は、九州全体が冬型の寒気に覆われ一日雪だと気象情報は伝えています。

今年の冬は例年よりは寒いですね。

さて、中村天風先生の言葉で

「真理は峻厳(しゅんげん)にして侵すべからず。間違った生き方に対する正しい心構えが万が一にも用意されないと、たちまち、事実があなた方に反省を促します。その反省を促す事実とはいかにといえば、病なり不運なりです」

昨年12月に受講生の一人から電話がありました。

「先生に一番に報告するんですが、今日不渡りを出すことになります」という内容でした。

これは、4,5年前から予測できていたことです。

前回は、“社長夫人にはもう一つの役割がある”ということをお話しましたね。

社長が元気になるまで社長夫人が赤の絨毯が引けるのも社員と共に御輿を作るのも社長夫人が社長の苦しみを少しでも担うことのできるのは、“社長との信頼関係”があればこそできることなんですが、今回の事例は、私も受講生である社長夫人がいくら苦言を呈しても聞く耳を持たなかったことも原因です。

この会社は建設業ですが、社長が36歳で脱サラし、会社を起こしたわけですが、

社長の夢は5年間で5億円の売上を上げるという目標がありました。

しかし、利益のよりは売上重視の経営の歪(ひずみ)です。

変動比率が75%、限界利益率は25%。

しかし、製造固定費を合わせると製造原価が95%もかかっていたんです。

その上、販売費及び一般管理費に30%もかけているので毎年赤字が続き、だんだん資金繰りが悪化したわけですね。

経営努力で収益性の改善に努力せず、赤字の補填を借入に依存してきたことが、今回の結果を招いたわけです。

社長夫人からは、何回も相談を受けたのですが、私がいくら注意をしても聞く耳を持たない社長なので、

「おたくの社長は一度倒産しないとわからない人だ」といったことがありました。

社長夫人から「不渡りを出す」という電話があったときに、

私が「社長はどういわれているんですか?」と尋ねると、

「3年前に、お前や矢野先生の言うことを聞いておればこんなことにはならなかった!」と言っておられたそうです。

中村天風先生の言葉にあるように“正しい心構え” ではないわけですから、

“間違った生き方に反省を促された”わけです。

厳しい時代だからこそ「根本的に生き方」を本気で考えなければいけませんね。


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Posted by 矢野千寿 at 13:00Comments(0)