2009年11月14日

指示は明確に

最近、数社の顧問先でTA(交流分析)の診断を基に幹部社員の個人面談をしていますが、

ほとんどの幹部社員が現場で的確な指示が出来ていません。

そのために、期待した成果が出なくて、その後始末を指示した幹部社員がしているという始末です。

その原因をまとめてみると

1 何のために(目的)部下に指示するのかをはっきり伝えていない

今回、新しい商品が開発されて、このA社に紹介を兼ねて提案書を作らなければならない。

それを部下に企画書を作るように指示したとします。

そのすべてを部下に任せるのではなく、方針と重要な要件は指示しなければなりません。

その上で部下の創意工夫を加えて企画書を作ると、部下も力がつきます。

2 期日をはっきり指示していない

何時までにして欲しいということをはっきりすることです。

私が以前勤めていた会社で経理をしていたときですが、よく社長から指示がありました。

そのとき私は、必ず「何時までにすればよいでしょうか?」と確認していました。

また、その前に指示を受けたことがあれば、どちら先にするかも確認します。

上司は、その優先順位まで指示しなければなりません。

3 あまりの部下に気を使いすいている

指示命令の曖昧な原因の一つは、「部下に嫌われたくない」という感情が優先されるからです。

上司は、部下にこびるよりは仕事の成果を果たすことに有ります。

それが、会社やみんなの幸せにつながることだと思います。

下に気を使うということは、本当のやさしさではありません。

これこそ部下の成長や自立を阻害することになります。

“礎を築く” ということは、間違った考えや習慣を一つ一つ正しい考え方と行動に変えることです。


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指示は明確に

Posted by 矢野千寿 at 09:30│Comments(0)
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