経営分析力は経営判断の最大のベースになる!

矢野千寿

2010年11月08日 13:30

昨日、社長夫人革新講座『夢創り会計(戦略編)』の受講生の個別指導をしました。

20年のリーマンショック以来、急激に業績が落ちている製造業の会社です。

20年売上高 42,000万円

21年売上高 15,000万円に激減

22年9月決算 20,700万円までに回復

しかし、債務超過14,300万円になっていました。

支払利息は1,200万円で売上対比5.8%という非常に苦しい状況にあります。

昨年、その会社の社長さんにお会いして時は、

「もう会社は持たないと思っていたのが、専務(社長夫人)が先生のところで勉強させていただいたお陰で、金融機関から社会保険庁や市役所などに行って返済や税金の支払を一時的な停止を依頼し、何とか今があります」と言っておられたんです。

このたび個別のフォローアップをしていると、これからどれだけ頑張れば回復に向かうのかが分かっていなかったんですね。

経営分析をした結果

損益分岐点売上は23,700万円ですから後3,000万円頑張ればいいんです。

減価償却費が約2,500万円ありますから、あと3,000万円売上を上げれば資金が回復します。

今後、しっかりした利益計画を立てれば、
10年間で現在の45,000万円の借入は返済できると判断しました。

私はいつも「赤字ならば1円でも黒字に、黒字ならば更なる黒字に」言っています。

22年9月期の経常損失は、約1,800万円でしたから、1円でも黒字にするには3,000万円の売上が必要です。

それが出来れば、更なる黒字にですから次の戦略・戦術が必要になります。

先ずは、経常利益の黒字化が最大のテーマです。

経営分析の力がつくと“頑張り方”が見えます。

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