売上拡大路線だけでは会社は行き詰まる

矢野千寿

2010年09月21日 11:45

今朝6時博多発ののぞみで一週間の出張に出ています。

ようやく吹く風も秋らしくなりましたね。

さて、創業10年を迎えた生鮮食品の卸をしている会社があります。

7月が決算ですから、先週訪問した際はあらかたの数字が出ていたので分析をしたところ、見事に10年の節目を感じました。

創業10年は創業期といって、お客を作り、売上を上げるのに必死です。

この会社も売上高20億になっていました。

ここまでするのにガムシャラに走り続けてこられたことも分かります。

向こう7年間の売上と粗利益の社長目標をみると・・・3年間は売上よりも内部の充実を図ろうとされているんだなって思いました。

数字は、まず社長の心の内を理解させてくれますから、分析をしながら社長と共有していけるわけです。

社長夫人の話では、「最近もの凄くイライラしていて機嫌が悪いんです」ということです。

そこで社長に会って話を伺いました。

社長曰く、

「10年間の目標も予測どおり達成できたと思うんだけど、なんだか独りよがりで10年間走ってきたように思う」と言われていました。

これから次のチャレンジに向けて

“仕組みができていない”
“人財が育っていない”


ということに気づかれたんだと思います。

それが、私の提唱する“経営基盤の構築”です

それは、“4つの基本”があります。

1.経営者の人生理念と経営理念の一体化(理念を明確にする)

2.人材育成(理念を共有できる分身を作ること)

3.業績管理の仕組みを作ること(数字で経営が見える仕組み)

4.経営環境の整備(業務の効率化を図る)


売上の拡大路線に走っても内部体制に取り組まなければ必ず経営は行き詰まります。

これからは、社長を支援するために本格的な行動に取り組みます!


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現在、2冊目執筆中ですお役に立てるように精一杯書きますので楽しみにしていてください

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