CPのパーソナリティの特徴
前回は
『TA理論は人材育成の原点』だということをお話しました。
人材育成は、
“人は誰でも素晴らしい能力や才能を持っている”と信じることから始まらなければなりません。
そして、我々リーダーこそが個々の持っている能力・才能を見出す力が必要なのです。
そういう力の無いリーダーの下で働いている部下は大変不幸だということです。
それでは、
『P』(親のような私=ペアレント(Parentの自我状態=P)についてもっと深めてみましょう
これは3歳~6歳頃が形成期のピークといえるもので、親の言っていること、やっていることを見たり聞いたりしているうちに、それを模倣して取り込み自分の人柄としたものだと前回お話しました。
Pは、
CPと
NPの2つがあります。
今日は、
CPについてです。
CP(批判的P、Critical Parentの略)
親が持っていた考え方、価値観、理想、信念を取り込んで自分の人柄としたもの。
①
特徴:物事を判断するための基礎となる価値観、理想、信念を身につけてできた部分です。
②
OKな側面:規律を守る、躾をする、けじめをつける、几帳面、道徳的で文化・伝統・習慣を守る。自分に厳しいなどを取り込んで自分の人柄としたものです
③
OKでない側面:厳格すぎる、圧力をかける、偏見を持つ、口うるさい、堅苦しい、押し付けるという態度をとります。
④
低い場合の特徴:おおらか、細かいことを気にしない、大雑把、ルーズ、だらしない、約束やルールが守れないという態度をとります。
組織の中で、元来OKの側面の人柄を備えているにもかかわらず、意外にOKでない部分でコミュニケーションをとって人間関係がうまくいかない事例がたくさんあります。
例えば、
OKな側面で自分に厳しいとありますが、
経営者やリーダーは、自分に厳しいだけに、ある目標を達成しても、嬉しいとか、喜びの感情を出さないし、その厳しさを部下にも押し付け、ねぎらいの言葉もかけずに、「まだまだ」といってしまう。
いつまでも満足という感情がありません。
自分の価値基準や信念を他人に押し付けがちですから、なかなか相手も身構えて心を開かなくなります。
リーダーとしては包容力を強化すれば信頼されるリーダーになります。
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