自計化は自立型経営のスタート

矢野千寿

2010年05月08日 11:30

私は、経理は自社でやるべきものだと思っています。

昔、会計事務所に勤務していたことがありますが、

いきなり20社の顧問先を担当させていただいたんです。

しかし、その80%の会社は帳簿できていない会社でした。

そして、その仕事を担っているのは社長夫人だったんです

要するに会計事務所依存型で、月次試算表は会計事務所がやってくれるものだと勘違いをしていたんですね。

「何か変?」ですよね。

まず、経理を担当していながら、その役割を果たしていない社長夫人たちに私は厳しくいいました。

「自分の会社は自分しか守れませんよ!

会計事務所に依存して、万が一資金が足りなかったり、

倒産に到ったとしても会計事務所はお金を貸してくれませんよ」


それから、私は“初期指導”という指導をしました。

初期指導というのは、自分の会社で経理をして月次試算表を作成すること言います。

これまでの20年間、どれほどの会社の初期指導してきたことか

“決算こそチャンス”

毎年決算を迎えながら反省することがたくさんあります。

それを学びとして翌期の事業年度で改善する。

そして、正しい月次試算表が出来るには3年はかかってしまいます。

その上で分析能力を高め、タイムリーに適切な経営判断をする。

これが、事業継承・M&Aに役に立つんです。

さて来週からは、自計化についてお話しましょう

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