言葉を大切に

矢野千寿

2010年01月23日 13:00

今日は、米沢に来ています。

東京から米沢へ新幹線で行く途中、

福島で東北新幹線(MAXとき)と山形新幹線(つばさ)が別れます。

私は、つばさで山形県の米沢に向かったのですが、

福島までは全く雪はなかったのに山形に入った途端に真っ白な雪景色に変貌しました。

その夜、ホテルの窓から見ると強風で雪が舞い上がっている景色は、

日本列島の南の福岡に住んでいる私にとっては新鮮な情景です。

例年になく今年は寒い冬ですね。







前回“社長夫人は傾聴する力” をつけることの大切さをお話しましたね。

しかし、何故思うように相手に自分の考えを伝えられないのか?ということの原因を考えてみましょう。

「社員に伝えたいことが、なかなか社員にはわかってもらえない。」という言葉を聞きます。

経験はありませんか?

一つは伝え方に問題があります。

・言葉が足りない
・一方的にここまで言わなくても解るだろう
・このぐらいのことはいわなくても分かっているだろう

そこでちょっと立ち止まって考えてみましょう。

・相手に伝えたい事柄には、もともと動機があるはずですね(原因・動機)
・それを解決するために、どうすればよいかを考えますね(プロセス)
・ようやく問題解決の答えが出た(結論)
・そして、部下・社員に「これを、このようにやりなさい」と指示・命令をします。

“言葉が足りない”というのは、

・指示、命令の前に、動機(原因)とプロセスも伝えることです。
・そして指示・命令をするときには、何のために(目的)まで詳しく伝えることです。
・部下や社員が正しく理解しているか確認することです。

社長夫人の皆さんも自分の考え方をしっかり伝える訓練をしなければいけません。

もし、動機もプロセスも伝えないで結論だけを伝える社長さんであれば、社員さんには社長の考えを補足して伝えてあげてください。

これをしないと、だんだん意識のズレが積み重なり、風土が悪くなってきます。これは大事なことなのです。

「『社長夫人革新講座』では、言葉を知りましょう!専門用語も避けないで勉強しましょう!」

と言っていると前回お話しましたが、そのうちに必ずコミュニケーション力が高まってきます。

昔、作家の林芙美子の一生のドラマを見たことがありますが、

一つの事柄を表現するのに、最低13の言葉を知っておかなければいけないというセリフが

今でも新鮮に残っています。

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