主と従の仕事の関係を明確にする

矢野千寿

2009年11月17日 10:00

昨日から山形県の米沢に来ています。

米沢は、NHKの大河ドラマ「天地人」の舞台になっています。

米沢駅を降りると紺地に真っ赤な丸を染めた旗が駅前に何十本と立てられているのです。

タクシーの運転手さんに聞いてみると上杉家の陣旗とのこと。

大河ドラマの経済的効果は予想外に良く、米沢はあらゆるところで潤っているようです。

来年は長崎が舞台になりますが、私の受講生が長崎でお菓子の会社を経営されているのでいい年になるんではないかと期待しています。














≪主と従の仕事を明確にすることが仕事の効率と組織力を強化することができます≫

中小企業の社長さんの中に「中小企業では社員は何でもやらなければやっていけませんよ!」とよく言われます。

先日もある会社で、幹部がなかなか部下に明確な指示命令が出来ないという問題がありました。

ここで少し整理をしておきましょう。

『指示・命令』は上司から部下にする行為ですね。

部下から上司に『指示・命令』はしませんね。

また、『報告・相談』は部下から上司にする行為です。

このルールが曖昧なために、部下は誰から『指示・命令』を受け、誰に『報告・相談』をすればよいのかがわかっていなかったんですね。

また、「あなたの役割は何ですか?」と聞くと、

その社員は、「改めて聞かれるといろいろしているのでわかりません」って答えていました。

そして社長さんは、社員が自分の期待にこたえてくれないことで、

「あいつは仕事ができない駄目な社員だ!」と烙印を押してしまいます。

“二兎を追うものは一兎も得ず”という諺があるように、

何でもやらなければならないということは何も成果は出ないということになります。

そこで、社員夫々に責任の所在を明確にするために“主”の仕事を明確にし、

なにもかもやらなければいけないというのであれば、

“従”の仕事(協力)として明確にすると、社員も期待に応えてくれます。

また、社長さんも『誰に何を指示すればよいか』『誰に何を確認すればよいか』がわかりやすくなります。

また、社員の『責任意識』が芽生えることにもなります。試してみてください。


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