2010年06月02日

人生と仕事のモノサシ

先日、私の顧問先で金融機関に借入金の返済を1年凍結するという条件変更をした会社があります。

しかし、部門別の業績を見ていると、10の部門の中で3部門を閉鎖すると10ヶ月で約6,000万円経常利益が出ているんです。

もし、思い切ってそれを実行するならばその会社は甦ると判断しました。

そのことを経営陣に報告した後に営業会議に参加したんですが・・・

閉鎖したほうがいいと考えている部門の営業責任者N氏が「仕事をしっかりやっていることを自負している」と言っているんですね。

私は「何を自負しているんですか?」聞くと、
隣に座っている他部門の責任者がY氏「一番売上を上げている人ですから」と言っているんです。

「一番赤字を出しているところなのに、何を基準にして自負しているというのですか?」と質問すると
彼は「そうですね・・・」といって黙ってしまいました。

「この年になるまで自負しているといったことはありません。世の中の“モノサシ”は限りなく高いのに、“自負している”というと成長が止まってしまいますよ」と注意をしました。

私は、N氏の営業力は“無知の我流”だと思っています。

しかし、この会社には、彼以上の力を持っている人がいません。

ですから、他の社員たちの“モノサシ”はN氏が手本ですからそれ以上に育ちませんよね。

この厳しい時代に生き残れない状態が起こるんですね。

経営者は、もっと“ぶれない高いモノサシ”を示さないと会社を守ることはできません。


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人生と仕事のモノサシ

Posted by 矢野千寿 at 11:30│Comments(0)
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